気ままっぷりK.Gブログ

K.Gの気ままプログラム・無線・飛行機・写真のブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

AR5001Dを使ってみた(気になる編)

前回はAR5001Dの気に入った点をご紹介しましたが、今回は
逆に私が使ってみて気になる点をご紹介したいと思います。

スケルチについてですが、以前にブログでも書きました通り
AR5001DではいわゆるSメータースケルチ(=レベルスケルチ)
の動作がデフォルトになります。
DSC_0002_20111003210123.jpg
スケルチを調整すると調整値がレベル(dB)で表示されます。
Sメータースケルチは受信している信号の強さで受信音を
ON/OFFします。一般の受信機はノイズスケルチと呼ばれる
方法を使っていて、これは復調信号に含まれるノイズの
多さで受信音のON/OFFを行います。
受信できる信号には少なからず信号強度があり、またAR5001Dでは
0.1dB単位で信号強度を検出することができるので実際のところ
Sメータースケルチでもノイズスケルチとほぼ変わらない
動作をしています。
ただSメータースケルチとノイズスケルチの大きな違いとして
Sメータースケルチではノイズフロアの違いに対応できない
という点があります。ノイズフロアとは平常的に発生している
ノイズレベルのことで、ノイズを発している機器やアンテナの
特性、伝播状態などからそれぞれのバンドでのノイズフロアには
違いがあります。また受信帯域幅の違いでも受信されるノイズの
強度に違いがでます。
そのため受信バンドを変えたり受信帯域幅が変わったときには
スケルチの再調整を必ず行う必要があります。これがAR5001Dでの
最大のクセということになりそうです。

また購入状態のAR5001Dでは弱い信号ではスケルチが若干開きにくい
状態になっています。これはスケルチヒステリシスが購入状態で
6dBに設定されているためです。
スケルチヒステリシスとはスケルチが開く時のレベルと閉じる
時のレベルに差をつけることで、スケルチが開くか閉じるかという
微妙なレベルのときにスケルチが断続的に開閉する現象を抑える
ことができる技法です。
たとえば10dBにスケルチを設定してヒステリシスを6dBとした
場合、スケルチが開くためには16dBという6dB強い信号が必要に
なります。
これはスケルチが開くには少し強い電波が必要ということになり
ます。これでは弱い信号ではスケルチが開きませんので、私は
スケルチヒステリシスを1dBに変更しています。この設定で
従来のスケルチとほぼ同じ感じになります。0dBでもスケルチの
断続的な開閉は起こるものの実用上は問題はないかもしれません。
なおAR5001Dにはノイズスケルチ機能もありますが、こちらは
スケルチヒステリシスはないので激しくスケルチが開閉します。
これはあまり実用的ではありません。
DSC_0003_20111003210247.jpg
オプション設定画面のNOISE SQLがノイズスケルチの設定、
下のLSQL HYSがレベルスケルチのヒステリシス設定です。
ノイズスケルチはレベルスケルチと兼用動作で、レベルスケルチ
の動作が優先されます。

復調に関してはFMとSSBは良好なのですが、AMとCWに関しては
気になる点があります。
AMについてですが、相手の周波数に合わせている場合は
問題ないのですが、周波数が合っていないと従来の受信機には
ない「モゴモゴ」という音になります。ちょうど周波数の
合っていないSSBの復調音に似ていて、恐らくAMの復調方法
(DSPのプログラム)が起因していると思われます。
従来にはないので、少し不自然に感じるかもしれません。
またCWについてはV/UHFバンドでは帯域幅が200Hzと500Hzから
選択できるのに対して、HFバンドでは500Hzしか選択でき
ません。込み入っているHFバンドで200Hzがないのは残念です。
さらにV/UHFバンドのCWの受信音には複数の不要なビートが
発生していて綺麗な復調音となりません。V/UHFバンドで
CWを受信することは少ないとはいえ残念です。

最後にCTCSSとDCSについて。
AR5001DにはCTCSSやDCS機能も入っていますが、結論的には
不完全な動作のためあまり実用的ではありません。CTCSSは
トーンが合っていても音声の影響を受けてスケルチが閉じて
しまうことがあります。またDCSは信号を受けていなくても
スケルチが開いてしまうことがあります。
現時点ではトーンやコードを一時的に確認するためだけに
使用する…といったところでしょうか。。
DSC_0004.jpg
オプション設定画面の2枚目画面。CTCSSとDCSなどの設定が
可能です。PRESELはHF帯で使用するバンドパスフィルタの
設定を行えます。

このように完全にパーフェクトというわけではないのですが、
ただどの受信機でも欠点となるところはあるので、私は
これらの現象はこの受信機の「クセ」として受け入れられる
範囲だと思います。
ただいずれのケースもDSPのプログラムを直すことで改善
される可能性は大いにありますので今後のアップデートに
期待したいところです。
DSC_0005.jpg
コンフィグにあるバージョン確認で表示させたバージョンです。
今回の諸症状は新しいバージョンで解決されていることを願います。。
スポンサーサイト

無線 | コメント:3 | トラックバック:0 |
<<タワーのGPが破損… | HOME | AR5001Dを使ってみた(お気に入り編)>>

この記事のコメント

ブログ内容に触発されて私もAR5001Dを購入しました。お願いがあります。AR5001Dのメモリ管理ソフトを制作して頂けませんか。
2011-10-13 Thu 14:34 | URL | ブリコハタハタ [ 編集]
あまりレポートできないで、すみません。。(汗
メモリ管理ソフトですが、AR5001Dのコマンドを確認して
いないので、まだなんとも言えない状態です。。
確かに付属のコントロールソフトでは本体のメモリを
読み書きできないみたいで、メモリの登録作業は大変
ですね。。
時間があれば、検討してみたいと思います。
2011-10-13 Thu 22:59 | URL | K.G [ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014-01-05 Sun 13:02 | | [ 編集]

コメントの投稿















コメント非公開の場合はチェック

この記事のトラックバック

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。